[仕事の流れ 『カリギュラ』の場合]
【稽古2週間くらい前】
装置打ち合わせ→図面作成(「書き抜き」という線画のものと、「道具帖」と言う色をつけたものの2種類ある。大道具スタッフとの情報共有のため)→稽古場用の装置の準備(最近の蜷川組はこれくらいのスケジュールだが、もっと早くから打ち合わせるプロジェクトもある。通常、装置模型を精巧に作るが、最近の蜷川組のやり方だと、稽古場に装置があるので、模型自体は簡略化されている)。
【稽古はじめ】
稽古場用装置の完成(五面の壁に鏡。色のついた角材をネオン管の代わりに使用)→稽古しながら変更(たとえば、当初、鏡は全面ではなかったが、全面に変更。ネオン管の種類を業者に確認して、使用しやすいものが選ばれた。壁に近づきすぎると発火する危険もあるため、安全なものを選ぶ。ネオンの色の選択と組み合わせも、照明家と相談しながら考える)
【本番2週間前】
第一回発注(本番用装置の材料を大道具業者と打ち合わせる)
【本番10日前】
第二回発注(第一回以降に追加で発生したものを発注。今回は第一回から二回の間に、シャンデリアを吊す予定だったが、ネオン管に変更になった。ラストでカリギュラが割る鏡の素材やはめ込み方を稽古場で実験して確定。ケレアの家には絵を飾ることになり、絵柄を決め、発注。など)
大阪仕込みの様子
【仕込み】
さらに追加、変更などを経て、劇場に入り、装置を建て込む(この時点で、ケレアの家の壁が重量オーバーで、上部バトンから吊り下げることができないことが判明。急遽ダイエット。徹夜作業になった)
【舞台稽古開始】
稽古をしながらの変更に対応(カリギュラの部屋に稽古中に置かれていたローリング・ストーンズのシンボルを象ったライトを蜷川の意向で置くことになり、シンメトリーにするため、ストーンズ・ライトとバランスの良いものを探し設置。など)
【ゲネ】
ゲネ直前まで作業が続くこともある。
【本番】
【千秋楽】
装置のばらし
【地方公演】
劇場が変わるとサイズが変わったりするので、その劇場ごとに図面をひき、一部変更したりする。大阪BLAVA!では、上手下手の前面に黒い柱をプラスしている。
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